塩の街 – 世界が終わる瞬間まで、人々は恋をしていた – 有川浩

読み始めたものの、途中でやめて時間が経っていたので最初から読みなおし。

「世界が終わる瞬間まで…」というのはサブタイトルではなく作品中で使われていた言葉で、いい言葉だなと思ったので勝手につけちゃいました

世界中に隕石のようなものが落下し、人間がその形のまま塩になってしまう。日本政府、治安は壊滅状態。そんな中出会った元空自パイロットと女子高生(だったかな?)。

最初の2話はパイロットと女の子が偶然出会った男性との悲しい話。後半は塩化の原因を突き止めたパイロットの高校時代の知人とパイロットが米軍基地にある戦闘機を強奪して塩化の原因を叩くのと、後日談。

こう書くとヒーロー物のようですが、この高校時代の知人というのが、言っていることは筋通ってるんだけど、それってどうよ?という感じの曲者なので、ありがちな綺麗なストーリではなく予想しづらいため読んでいて飽きませんでした。

余談ですが、角川文庫から出版されている図書館内乱という本のカバーの一部に新潮文庫から出ているレインツリーの国のカバーが思いっきり描かれています。
出版社を超えたこだわりいいですね。

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